工作記

音源切替器ver1


はじめに

私のつくるアンプでは基本的に入力系統は一種類だけしか作りません。ケースの大きさの問題もありますがそれぞれの機器では目的の機能だけに絞りモジュール化したい、という私の要望でもあります。多分そちらの方がメンテナンスがしやすかったり作業が楽になったりオーディオのシステムも組みやすいではないでしょうか。ですが、段々とオーディオソースが増えていく中で不便を感じるようになったので複数のオーディオソース(CDプレイヤー,ipod,ps4,DAC等々...)とアンプ(もしかしたらこちらも複数)をつなげる機器を製作することにしました。ちなみにこういう音源の切替器というものはアンプとスピーカーの間に入れるタイプもあるようでこちらも検討してみたのですが、やはりスピーカーという電力消費機につながる分,扱う部品の許容電力など考えなければいけないことが増えそうだったのでソースとアンプの間という選択にしました。


回路

TLP241Aは秋月電子などで買えるICで,半導体リレーです.Vccに電圧をかけることで導通します.このICを信号線(L,R)とGNCの3つ分用意し,それを1セットとします.あとは切り替えに欲しい出力と入力分の数を量産するだけです. 私は入力4つ,出力3つにしています.Vccからロータリースイッチを通して各ユニットに電圧を選択的に掛けることで切り替えを行います.私は手動のスイッチを使いましたが,半導体リレーは電圧で制御が可能なので例えばマイコンなどを使って操作することも容易です.


完成後の感想

ひっじょうに快適です!あるとないとでは大違いです.スピーカの切替器も作りたいなぁ(2018/1/20)